利水用 堤高(m) 35.3 堤頂長(m) 164 堤体積 (千立方m) 355 総貯水容量(千立方m) 1759
『四国屈指の○○スポット』
伊予の『大谷池』といえば、四国では「ヤバイ」ことで有名なスポットである。何でヤバイかって? そりゃ、あんた、出るんですよ。その筋のネット上では人柱伝説等々の怪談話満載である。実際に、霊感皆無の私がダムの取材のために昼の日中に訪れても、そらうすら寒くなるポイントがあったりもする。誰が見ても「アースダム」というよりも「池」と呼ばれたほうがずっと似合っている不思議なオーラ漂う場所である。
この池は、史実的には、昭和初期に稲作の農業用水確保のために、時の村長の私財の投入と村民の奉仕的人力作業によって造られた愛媛県で最大のため池である。多くの人の篤志と汗とで完成した大池が、なぜ今にしてミステリースポットとなっているのかは定かではない。ただ池の造成にあたった多くの人たちの用水に対する想いと執念に近い志が一杯に詰まっているのは、間違いのない事実であろう。お寺や手掘りのトンネルやため池等々、四国内では他の多くの構築物にも様々な言い伝えや怪異談を聞くが、いずれの施設も裏を返せばそこに携わった人々の血と汗の賜り物であった。そんなことを考えながら見上げる大谷池の堤は、後世に生きる我々にとって、まさしく文字通り「畏れ」「敬う」畏敬の念を禁じえない神秘さを漂わせている場所なのである。
判子の場所 「ひとこと欄」参照
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2237
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「県道219号線を伊予市から砥部町方面に上っていくとアースダムの堤が見えてくる」
県道219号線を伊予市から砥部町方面に上っていくとアースダムの堤が見えてくる
「きれいに整備された堤体」
きれいに整備された堤体
「大谷池は四国に11個ある全国ため池百選のひとつでもある。」
大谷池は四国に11個ある全国ため池百選のひとつでもある。
「下流方面には高速松山道とかなたに伊予灘が」
下流方面には高速松山道とかなたに伊予灘が
「池の奥の森林公園キャンプ場 昼間は県民の憩いの場だが夜は肝試しスポットでもある」
池の奥の森林公園キャンプ場 昼間は県民の憩いの場だが夜は肝試しスポットでもある
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