利水・治水用 堤高(m) 72.1 堤頂長(m) 188.5 堤体積 (千立方m) 170 総貯水容量(千立方m) 7300
『四国の山の暮らしと共存するダム』
この『横瀬川』は『渡川(四万十川のこと)』の支流である『中筋川』のそのまた支流である。そもそも中筋川流域は四国でも指折りの豪雨地帯の割に土地の傾斜がとんでもなく緩く、ここを流れる川は昔からことあるごとに氾濫を繰り返しては地域の人々を悩ましていた。それを抑えるために四国地方整備局は中筋川ダム(第41番札所参照)とこの横瀬川ダムによって南北からの治水をはかっているのである。
ようやく完成したこのダムは、世界初の側水路減勢方式を採用する。実はこのダムの直下にはこの地区に由緒ある『トドロの滝』や『雨乞いの祠』がある。普通であれば工事に伴う移転であるが、この地元の「宝」を是が非でも守るために考え抜いて採用されたのが減勢工を堤体の下ではなく斜面に持つこの特異な方式である。これからの時代、ダムと地元の文化を共存させるために多くの皆さんの幾多のご苦労を経て完成したダムである。
最新鋭のこのダムは 5名様以上で 平日のみ見学を受け付けております。 見学者用のご連絡は以下です。 渡川ダム統合管理事務所 電話0880−66−2501 必ず予約を。
判子の場所 ダム管理所にて「四国堰堤88箇所巡礼」を名乗っていただくと 対応していただけます。 9時から17時が対応時間です
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「新品のダム堤体。堤体の胸のあたりにあるのが『側水路減勢工』。(写真は渡川統合ダム管理事務所様の撮影です)」
新品のダム堤体。堤体の胸のあたりにあるのが『側水路減勢工』。(写真は渡川統合ダム管理事務所様の撮影です)
「天端と減勢工を横から見る。私のお腹が邪魔ですいません。」
天端と減勢工を横から見る。私のお腹が邪魔ですいません。
「公募で名称決定した『もみじ湖』からの眺め。この写真はダム開業記念の時の物。拡大クリックするとダム湖にロープを張って綱渡りをしているのがわかる。(この時だけ特別に許可されたスラックラインのプロなので、皆さんは決して真似をしてはいけません。しないだろうけど。)」
公募で名称決定した『もみじ湖』からの眺め。この写真はダム開業記念の時の物。拡大クリックするとダム湖にロープを張って綱渡りをしているのがわかる。(この時だけ特別に許可されたスラックラインのプロなので、皆さんは決して真似をしてはいけません。しないだろうけど。)
「実はこのダム。日曜日には堤体で子供のボルダリング教室をやっている。将来、007になるための教習施設。」
実はこのダム。日曜日には堤体で子供のボルダリング教室をやっている。将来、007になるための教習施設。
「このダムが世界最初の新方式採用で守った『トドロの滝』。地元では龍神伝説を持つ滝である。」
このダムが世界最初の新方式採用で守った『トドロの滝』。地元では龍神伝説を持つ滝である。
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