利水用 堤高(m) 24.2 堤頂長(m) 93.2 堤体積 (千立方m) 47 総貯水容量(千立方m) 26
『ひょえ〜』
『八代ダム』を地図で見ると、八幡浜市街地の南で海岸から直線距離2キロ弱の場所にある小さなため池である。楽勝楽勝・・・と高をくくって気軽にエルグランドで挑んだ私が間違ってました。すいません。(笑)
すっかり忘れていた。ここは日本有数のリアス式海岸地帯である。しかも愛媛を代表するミカン山地域のど真ん中。国道から入る道はいきなりガードレールもない「軽トラ」専用の曲がりくねった急坂道である。その幾重にも複雑に入り乱れ迷路のように分岐しまくった難路を30分も登ってもまだどこにあるのかがわからない。まだ収穫の季節でないので人っ子一人いない。ナビを頼ってもままならないこの迷路のどこをどうたどればダムに出るのか?アース式の堤は発見したが、ついに池には到達できなかった。(涙)
半年おいて、出たとこ勝負で判子を設置にオフロードバイクで再アタック。登り道の途中で散歩中の地元のおじさんと遭遇し道を尋ねて初めてダムの場所を確認。驚いたのは帰り道でそのおじさんとまた遭遇。今度はスーパーカブに乗っていた。「実は簡単に道を教えたものの、この辺にはため池がたくさんあるので迷って困っていないか心配で」5キロ下の自宅から私を探しに来てくれたとのことである。まるで見ず知らずの人の人情にありがたくて涙が出そうになるが、これが南予の人柄である。
行かれる方は軽トラかスーパーカブか徒歩ハイキングの装備と携帯用のナビが必要。さらにダムから徒歩で5分ほど登った丘から見える宇和海から佐田岬までの眺望は、おそらくどこの観光案内にも出ていない絶景なので双眼鏡と弁当があればベストか。
なににもまして、こんなところでミカンを作付けしていらっしゃる地元の方のご苦労と、こんな場所に農業用水確保の池を造らざるを得なかった厳しい自然とに脱帽であります。
近くのスポット 『四国酒蔵88箇所52番 川亀』 http://sake88.info/index.cgi?Sshop=52 『四国酒蔵88箇所53番 梅美人』 http://sake88.info/index.cgi?Sshop=53
判子の場所 「ひとこと欄」参照
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2265
|
「八幡浜から愛南へ海岸線を走る国道378号線の山越えの地点のこの分岐ポイントを見つけるまで、他の道を何度も間違えて入りなおして1時間を浪費。」
八幡浜から愛南へ海岸線を走る国道378号線の山越えの地点のこの分岐ポイントを見つけるまで、他の道を何度も間違えて入りなおして1時間を浪費。
「上リはじめて2キロ足らず。道からの眺め。市街地の近くなのにこの標高。まわりはすべて急斜面のミカン畑でありこれらに水を配給しているのが八代ダム。」
上リはじめて2キロ足らず。道からの眺め。市街地の近くなのにこの標高。まわりはすべて急斜面のミカン畑でありこれらに水を配給しているのが八代ダム。
「さらに登るとこの脇道から池に上がるので見逃すな。ここまで道は幾重にも分岐するのでひたすら上りを選ぶべし。間違うと車をUターンできるスペースはほとんどないぞ。」
さらに登るとこの脇道から池に上がるので見逃すな。ここまで道は幾重にも分岐するのでひたすら上りを選ぶべし。間違うと車をUターンできるスペースはほとんどないぞ。
「典型的なため池。ミカン山のてっぺんに位置する。」
典型的なため池。ミカン山のてっぺんに位置する。
「ダム湖(池)を裏の丘から望む」
ダム湖(池)を裏の丘から望む
|