治水・利水用 堤高(m) 64 堤頂長(m) 205 堤体積 (千立方m) 202 総貯水容量(千立方m) 6500
『水枯れの宇和海』
風光明媚で温暖な南予沿岸地域は、あまり知られていないが実は慢性的な水不足に悩まされてきた地域でもある。宇和海は山がそのまま海に落ち込んだ日本を代表するリアス式海岸のひとつであり、それがために斜面で生育が可能なミカンが特産物となった。川が短く傾斜もきつくて雨水はすぐに海に流れ、平地も無いのでため池もつくれない。反面、台風時以外は日照時間も長く、少し雨が降らない期間が続くと、すぐさま旱魃状態となる土地である。
『山財ダム』はその対策として宇和島から愛南の山間部で比較的長い『御代の川』に設けられたダムである。ダム湖は『鷺里湖(さぎりこ)』と呼ばれ常に満々と水を湛え、夏には訪れる人に水辺の清涼感を提供している。
周辺には目立ったスポットも無く地味ではあるが、地域にとってはなくてはならない頼もしいダムである。
近くのスポット 『四国温泉88箇所55番 祓川温泉』 http://onsen88.info/index.cgi?Sshop=65
判子のありか 「ひとこと欄」参照
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2273
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「宿毛からの県道4号線を津島町に降りきる手前にダムへの進入路。(画像をクリックすると拡大します)」
宿毛からの県道4号線を津島町に降りきる手前にダムへの進入路。(画像をクリックすると拡大します)
「川が山間を蛇行しているので、ダムを正面から見ることは難しい。」
川が山間を蛇行しているので、ダムを正面から見ることは難しい。
「下流にも山が続く」
下流にも山が続く
「『鷺里湖』よりダム背面をのぞむ。」
『鷺里湖』よりダム背面をのぞむ。
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