発電用 堤高(m) 11.6 堤頂長(m) 53.4 堤体積 (千立方m) 不明 総貯水容量(千立方m) 不明
『吉野川のストーンヘンジ』
早明浦ダムのダム湖北岸を通る県道17号線を吉野川沿いに走っていくと、大橋ダムの手前4キロ付近の橋を渡る正面に、廃ダムの遺跡のような堰堤が見えてくるのがこの『高藪取水堰』。かなり古いということは誰が見てもわかるが、竣工は今からなんと一世紀弱の昔、吉野川では最古の堰堤に違いない。しかも、一見、倒壊したダムのようにも見えるこの取水堰は、まだまだ立派に稼動しているらしい。
堤はコンクリートというよりも砂利製。ゲートの下流側は既に岩と一体と化していて、どこからどこまでが人工の構築物かがよくわからない。まさに「自然と一体化してしまった」堰堤である。写真だけ見るとまさに神秘の世界遺産。「だれが・いつ・何のために」というキャプションがぴったりである。いっそのこと、雑誌「ムー」に投稿してもよいほどである(笑)。 しかし吉野川上流のこの地にあって、風情ある圧倒的な存在感。それだけに、昔の人の治水のご苦労が偲ばれる風景である。
近くのスポット 『四国温泉88箇所35番 木の香温泉』 http://onsen88.info/index.cgi?Sshop=41
判子のありか 「ひとこと欄」参照
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=512
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「この写真だけを手に取ると、まさにどこぞの世界遺産。」
この写真だけを手に取ると、まさにどこぞの世界遺産。
「石積みの堤体は手作り感たっぷり よく見るともとからあった岩も利用しているのか?(画像はクリックすると拡大します)」
石積みの堤体は手作り感たっぷり よく見るともとからあった岩も利用しているのか?(画像はクリックすると拡大します)
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