発電用 堤高(m) 32.2 堤頂長(m) 93 堤体積 (千立方m) 23 総貯水容量(千立方m) 94
『西祖谷に取り残された古ダム』
このダムを正面から見ることはおそらく不可能である。若宮谷は非常に狭隘で樹木が繁ってダムを包み隠しているのである。小さなダムゆえ一宇集落の県道から500メートル足らずの位置にあるのに案内表示も出ていない。しかしその姿は年老いた威風を漂わせている。1936年の竣工というと、四国のコンクリートダムではここ徳島県の第8番『明谷ダム』(1931年)、第4番『御所池』(1935年)に次ぐ3番目の古さである。
ここ西祖谷地区一宇集落も一昔前までは、祖谷渓から『かずら橋』へと続く断崖絶壁一本道の県道32号線と国道32号線脇の大歩危駅方面への県道45号線との分岐点となる交通の要所であった。それが現在では大歩危ルートである県道45号線が大改修工事でハイウェイとなり、単なる通過点と化してしまった忘れられた集落である。
いわば、忘れられた町に取り残された古ダムが、この『若宮谷ダム』であると言えまいか。おそらくこれからもずっとこのままの姿で、まるで道端の小さなお堂のようにひっそりと西祖谷を見守っていくのであろう。おもわず手を合わせたくなるようなそんな古ダムである。
近くの名所と穴場 『四国温泉88箇所第13番 まんなか』 http://onsen88.info/index.cgi?Sshop=14 『四国温泉88箇所第14番 ホテル祖谷温泉』 http://onsen88.info/index.cgi?Sshop=15
判子の場所 「ひとこと欄」参照
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2120
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「西祖谷中学手前50メートルの中津山登山口行きの坂を上って500メートル足らずでダムである」
西祖谷中学手前50メートルの中津山登山口行きの坂を上って500メートル足らずでダムである
「道端にいきなり年老いたダムサイトが現れる 四国のダムでは屈指の古さ」
道端にいきなり年老いたダムサイトが現れる 四国のダムでは屈指の古さ
「ダム前面は狭い谷と山深い西祖谷の山々」
ダム前面は狭い谷と山深い西祖谷の山々
「大歩危駅前の『歩危(ぼけ)マート』名物の『ぼけあげ』 普通の油揚げの3枚分の面積 お土産に買って帰ると笑いがとれるが味はまったく普通 ちなみに当日は売り切れていたがポップの『祖谷トーフ』も異常な大きさ 」
大歩危駅前の『歩危(ぼけ)マート』名物の『ぼけあげ』 普通の油揚げの3枚分の面積 お土産に買って帰ると笑いがとれるが味はまったく普通 ちなみに当日は売り切れていたがポップの『祖谷トーフ』も異常な大きさ
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